月齢別!離乳食を開始するときに大切な事
離乳食はいつから始めればいいの??
育児の中で疑問の多い離乳食。
そんな離乳食の基本を徹底的に紹介します。
離乳食初期5~6ヶ月ごろ
離乳食を始めたばかりの5〜6ヶ月の頃は、栄養のバランスは90%が授乳・ミルク、10%が離乳食からと覚えておいて下さい。
離乳食の基本はおっぱい、ミルク以外のものを口に入れ込み、味になれるのが大切です。
1週目は炭水化物を中心に。2週目からはビタミン、ミネラルに慣らすことが大事です。頻度は1ヶ月目は1日1回。1ヶ月ほど経ったら、1日2回と徐々に増やしていって下さい。
いつから離乳食は始めていいの?
離乳食を開始するタイミングとして、いくつかサインがあります。
1つは首がしっかりと座っていること。また体を支えてあげれば、短時間座っていられる。
スプーンを舌で押出さなくなったり、大人が食べている様子に興味を示していることなんかも離乳食を始めるサインです。
前提として、日中の授乳リズムが整うことがあります。
最初はスプーンを口に当てても、上唇を自分で動かしてうまく食べ物を取り込めず、そのまで食べ物が口の端からはみ出ることもあります。
約1ヶ月ほどたつと、上唇を動かして、自分で食べ物を取り込めるようになります。
離乳食のかたさや大きさ、量はどれぐらいが適切?
5~6ヶ月の離乳食当初は、一般的にかたさは10倍がゆ、とろとろのポタージュ状が良いとされています。
大きさは1ヶ月目は粒なしで、1ヶ月経ったら少し粒を残すぐらいが良いです。
1色の量は小さじ1からスタートをして、1ヶ月後まで小さじ10まで増やします。
メニュー数は1〜3品が目安です。
調理法は、柔らかく茹でるか、煮て裏ごししたり、すりつぶしたりするようにしましょう。
この頃から食べられる代表的な食材は、脂質や食物繊維残す少ない甘みのあるものになります。
例えば、米、食パン、そうめん、ジャガイモ、豆腐、しらす干し、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、りんごなどです。
7〜8ヶ月の離乳食で大切なこと
主食、主菜、副菜の2〜3品で1日2回を基本にしましょう。少しずつ離乳食の割合を増やしていきますが、まだおっぱい、ミルクが栄養のメインです。
栄養のバランスは授乳60%から70パーセント離乳食30から40パーセント。
以下のサインが確認出来たら、離乳食として2ndステップです。
- おすわりが安定して支えなしで座れる
- 1日2回の離乳食が定着している
- 自分から口を開ける
- 「うー」や「あー」などの声を出せる
- 食べ物を口での中でつぶしてもぐもぐするようになる
舌を上下に動かするようになる頃です。
その為には、口の中で食べ物を押し当ててつぶして食べられるようになります。また唇をしっかりと閉じて、口をモグモグと左右に動かして食べ物を口の中で移動させるようになります。そして、食べ物が口からはみ出すことも減ります。
離乳食のかたさ、大きさ、量
かたさ:7倍がゆ、絹ごし豆腐の柔らかさ
大きさ:2~4ミリ角
量:炭水化物50~80グラム、たんぱく質肉(魚10~50グラム、豆腐30~40グラム、乳製品50~70グラム、ビタミンミネラル20~30グラム)
調理法:柔らかく茹でる、みじん切り程度の大きさに
7~8ヶ月で食べられるようになる食材として、炭水化物、マカロニ、スパゲッティー、里芋、納豆、カッテージチーズ、鶏ささみ肉、ツナ缶、さやいんげん、ズッキーニ、モロヘイヤなどがあります。
9~11カ月ごろの離乳食
手づかみ食べの時期です。
主食+主菜+副菜を基本に3~4品用意しましょう。自分で食べたがるようになるので、茹で野菜スティックなど手づかみしやすいメニューを加えるようにする。
栄養は離乳食と半々か離乳食を多めに。
栄養のバランス
栄養のバランスは、授乳が30~50%で離乳食が50~70%になります。
この頃のサインとして、
- おすわりが出来て、しっかりと安定する
- 口をモグモグと左右に動かすことができる
- 2回食になれた
- 食べ物に手を伸ばす
- スプーンから液体のスープなどををすすれる
食べ物を口の奥に運んで潰せるようになる時期です。
舌を左右に動かせるようになるので、食べ物を口の中に動かすのが上手になります。
この頃は、5倍がゆ、完熟バナナ位(歯茎でつぶせる固さ)のかたさを基準にしましょう。
大きさは4~9ミリ角を目安に。
根菜なども食べられるようになります。
少量なら塩、醤油、味噌などの調味料も可です。
少しずつ弾力のあるものを増やしていきます。
この時期に食べられるようになる食材として、炭水化物、中華麺、バゲット、ビーフ、焼き豆腐、スライスチーズ、牛豚ひき肉、味、もやし、ひじき、切り干し大根などがあります。
1歳~1歳半の離乳食
栄養の70~90パーセントが離乳食経由になります。
調味料を使い、大人の味に近い味をつけも可能です。
いろいろな調理法や味、食感を取り入れて食の方々を広げてみましょう。
味付け前に大人用の食事から取り分けて薄味で与えるのが楽でオススメです。
この時期には、お菓子食べることも可能です。判断条件として、
- スプーンやフォークを握れて、使おうとする
- 1日3食のリズムが整っている
- 手づかみ食べが上手になる
- 「あーおいしい」など食事中のやりとりが楽しめる
食べ物をかじって食べるなど、大人の食べ方に近づく時期です。
舌や口を前後左右上下に自由に動かして食べられるようになります。また食べ物を前歯でかじり、奥の歯茎でつぶせるようになるので、いろんなものが食べられるようになることで大人の食べ方に近づきます。
この時期に食べられる食材として、玄米、蒸しパン、ホットケーキ、厚揚げ、ウインナー、ハム、アボカド、味付け海苔などがあります。
離乳食まとめ
いかがでしょうか。離乳食は慌てずに徐々にということがとにかく大事です。
子供が嫌にならない程度に時期を見計らって、色々な食材を食べさせてあげましょう。