熱中症から赤ちゃんを守る7つの気をつけるポイント
赤ちゃんの熱中症と聞いて、それは夏に対策をしておけば大丈夫でしょ?と思っているママが多いと思います。
しかし、赤ちゃんの熱中症で最も注意しなければならない時期は5月、6月です。
熱中症ってなに??
人間は体内にこもった熱を皮膚から外に出します。それは汗をかいたりすることによってです。
そうして体温の上昇を抑えています。
しかし、高い気温や湿度、また強い日差しなどで汗の材料となる水分や塩分が失われ、体温調節がうまくいかず、体温が異常に上がってしまうことを熱中症と言います。
症状としては、頭痛やめまいなどが出てきます。最悪の場合は命の危険もありますので、しっかりと対策をしましょう。
赤ちゃんと熱中症
当然ですが、赤ちゃんの方が大人に比べて熱中症になりやすい傾向があります。
それは体が小さく、体温調節の機能がまだ大人に比べてうまく機能しない点や、そもそも気温が高い地面に近いところに子供はいます。
同時に自分自身では、水分を補給したり、着替えたりも出来ませんので、親の協力が必須です。
赤ちゃんからの熱中症サイン
11ヶ月の赤ちゃんの事例では、ある日今まで飲んでいた量のミルクを飲まなくなった。
おかしいと思いながらも、いらなかったのかな程度に考えていたら、その夜に高熱。
かかりつけの小児科に行ったところ、熱中症と診断されました。それからは水分や塩分をしっかりととって安静にしました。
別の1歳7ヶ月の赤ちゃんは、昼間に公園で遊んで帰ってきたら、ちょっと疲れているのか元気がない様子。
顔色も悪くなってきたので、熱をはかったところ39度の高熱。急遽、水枕にイオン飲料を飲ませて安静にしていたところ、熱は下がりました。
気温だけではない熱中症
気温が高い日は、ママの中でも熱中症対策に気をつけますが、実は気温が高くない5月や6月でも熱中症になる赤ちゃんが多いのです。
以下のような日は注意が必要です。
- 湿度が80%以上の日
- 直射日光や地面からの照り返しが強い日
- 風が弱い日
このような環境では、汗が蒸発をし辛い点がポイントです。
赤ちゃんの熱中症対策7つのポイント
熱中症から赤ちゃんを守るために、自分自身でできることを中心に7つのポイントとしてまとめてみました。
風通しの良い服装
風通しの良い綿素材の服を中心に袖部分でもゆとりのある服を着せてあげましょう。
もちろん日差しが強い時には、帽子を被せて直接陽を浴びないようにしましょう。
暑さ指数や天気、気温のチェック
外出をするときは、暑さ指数や天気、気温をしっかりとチェックし、高い気温などの時には、適切に水分補給をしたり、天気次第では日陰を歩くように心掛けることも大切です。
室内ではエアコンや扇風機で快適な温度へ
室内に関しては、エアコンの温度調整を使って、25度〜28度に保つようにしましょう。
同時にカーテンなどで直射日光を防ぐようにもしましょう。
適度な水分補給
外出時に最も大切なのは、適度な水分補給です。
離乳食開始前は、母乳や粉ミルクをしっかりと飲ませてあげてください。
離乳食時期には、しっかりと水などを携帯し、以下のタイミングで飲ませてあげてみてください。
- 起床後
- お散歩後
- 遊んで汗をかいた後
- 入浴後
外出時は日陰を歩く
ベビーカーなどで外出をする時は、なるべく日陰を歩きましょう。
ベビーカーでは、ホロやレインカバーなどは熱がこもったり、赤ちゃんの変化に気付きづらくなってしまうのでやめましょう。
直射日光を避けるという意味では有効ですが、日陰の場合は開けてあげると良いでしょう。
休息をしっかりとる
赤ちゃんは当然体力がないです。
少しの外遊びでも、大人が思っているよりも疲れを感じていますので、ちょっとでも疲れているかなと感じた時には、エアコンのきいた部屋でゆっくり休ませてあげましょう。
車内に赤ちゃんの置き去りは絶対ダメ
何度も死亡事故が起こっていますので、皆さんも意識しているかと思いますが、寝ているからとか、ちょっとだけとかでも、車の車内に赤ちゃんだけを置いていくことはやめてください。
寝ている時の水分補給は?
これは室温が最適に保たれていれば問題はありません。
もちろん喉が渇いたことによって起きることもありますので、その時には最適な量の水を飲ませてあげてください。
水分補給しすぎかな?
たまに水分を与えすぎていないか心配になるママもいます。
しかし、赤ちゃん自身でも嫌がる素振りをみせたり、そもそもオシッコとして排出されますので、余程のことでない限り与えても問題はありません。
まとめ
赤ちゃんの熱中症は、夏の暑い時期だけでなく、5月、6月でも多いので、しっかりと対策をしましょう。
対策は水分補給と日陰、家での休息です。
これをしっかりと行い、熱中症になる前に予防策を行いましょう。